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刑事になった気分
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                       ドアを開けると、そこはもうあらされた後だった



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今回の事件の発端は、クマ君が理由あって住んでいた部屋をプラモに貸す事になり、キリちゃんが事務的な仲介役であった。

プラモのみかけは30歳前後、片腕に刺青を入れ、でかい白人であった。そのプラモに部屋を貸すことを決めたクマ君はカナダを離れ、故郷にいる。しかし、キリちゃんは最初からあまり納得いかなかったようだ。

                悲しくもその予感は当たってしまった

プラモは最初の支払いはポーンと気持ちよく出し、最初の3ヶ月は遅れたりはあったものの、家賃を払ってくれた。 

                      しかし!

プラモの行動に異変を感じたのは今年に入ってからだ。
・明日払うで家賃は全く払わない
・高熱費等の郵便物も「来てない」の一点張り
・勝手に犬まで飼い出した

それでもキリちゃんは家賃を払ってくれるだろうと信じていた。既にキリちゃんは3か月分立て替えていた挙句、

「お金ないから月末までいさせてくれ」とプラモ。

そして今度は逆切れをし、様子を見にいったら不在、しかし壁にメモが張ってあった。しかも
そのメモはナイフで壁に刺されており、まるで挑戦状だった。

              DON'T TOUCH ANITHING!

恐ろしい男だ。その上暴言を吐き、クマ君とキリちゃんをののしり、開き直りだした。挙句の果てに言うことが「書面で1ヶ月前NOTICEが必要」

これ以上好きなようにさせてはいけない、そう思ったキリちゃんは管理会社に電話をし状況を説明したが、逆にキリちゃんが責められ暴言を吐かれた。CAの警察も何もしてくれない。

それでもキリちゃんは頑張った。やっとの思いで管理会社がプラモに電話をし、出て行け命令を出したが、なかなか出て行かなかった。

そしてある日のこと、1本の電話が入った。「プラモが出て行ったようだ」

それを聞いたキリちゃんは様子を見にいった。何度も見にいき知り合いに「さっきから何をしてるんだ?」と怪しい行動に目をつけられるほどであった。でもキリちゃんは頑張った。

そして週末、キリちゃんと私は部屋へ進入し、プラモがいないことを確認してから掃除に取りかかった。どうやら慌てて逃げ出したようで、あらゆるものが散乱し、持っていけない荷物も置き去りだった。

その中に証拠物件がたくさん残されていた。SINナンバーといわれる個人番号、銀行からの手紙、借金請求書、彼女か?女の写真、そして、学生証!

                 プラモは21歳だった・・・・

まだ完全に全てが終わったわけではなく、とんだとばっちりを受けたキリちゃんであったが、最後まで本当によくやった。残念ながらややこしいことには関わりたくないというのが今の世の中。女一人でキリちゃんはとことん闘った。たいていの人ならクマちゃんを責めて手を引くだろう。とにかく1日でも早く全てが終わって、キリちゃんの生活に安らぎが戻ることを願うのみである。

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          キリちゃんと私は頑張った。そして部屋が生き返った!
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掃除をすればするほど、磨けば磨くほどこの部屋に愛着がわいてきた。古いアパートだけど、手入れしたら何ぼでも素敵に変わる。

あー私だったらこの壁の色を~色にして、枠をこうして・・・まるで映画「トスカーナの休日」のフランシスになった気分だった。床のきしむ音、ちょっと古臭いドア、すぐそこにある桜の木、太陽がたくさん入る窓、あ~ここに住みたいなあといつの間にかなんちゃって刑事は塗装屋に変わろうとしていた。

登場人物
キリちゃん・・・女。キュウリをいい音出して食べる。前世はキリギリスかカブトムシ?!
クマちゃん・・・男。はじめて会った時、クマが来たかと思った
プラモ・・・・・・男。白人で刺青を入れている。部屋に日本のプラモデルがたくさんあり、作った形跡があった。見かけは30歳だが実はガキであった。
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by eikita711 | 2008-03-12 13:57 | ◆Canada
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